株式会社 日立製作所
鉄道ビジネスユニット
水戸生産本部 電気品製造部
内藤 伸二(65回卒・水戸)

この度、令和元年秋の褒章伝達式が12月17日に厚生労働省において執り行われ『黄綬褒章』を拝受させていただきました。その後、皇居『豊明殿』において夫婦同伴で天皇陛下に拝謁を賜り、只々ありがたく幸福の極みでした。これもひとえに日立工業専修学校在学中にご教授頂いた先生や先輩、同僚など、皆様のご指導により自然に身についた事柄が私の会社生活の原動力になりました。
また、当時の寮生活では先輩方の大変熱心で厳しい指導のおかげで精神面も鍛えられ、苦しい時の糧となり、現在に至っており深く感謝申し上げます。
顧みますと昭和五十五年に日立工業専修学校を卒業し、日立製作所水戸工場入社以来、鉄道車両用制御装置筐体の製缶・溶接作業一筋に従事させていただき、溶接関係では多くの海外指導も経験させていただき、色々な人たちと交流し生活環境の違いや文化の違いに接して自分の人生観に大きな影響を受けながら人生観を形成する大きな糧となりました。
今回の『アーク溶接工』での受章は、永年に亘り、諸先輩方が築いて来られた製缶・溶接作業の製造職場に対する技能・技術が国から認められたことを誇らしく思うと共に、入社当時からお世話になった諸先輩方を始めとし現在共に働く後輩達まで、関係された全ての皆様を代表して受章させていただいた事は誠に感慨深いものがあります。
今後は、この褒章の名に恥じぬよう何事も怠らず精進し微力ながら貢献できれば幸いです。引き続き皆様の変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。志ある
日工同窓会の益々の発展と、皆様のご健勝を
心よりお祈り申し上げます。