11月6日に厚生労働省より卓越した技能者の表彰者が公開されました。日工同窓会より国分支部:清水頭 孝悦(65回卒)と那珂支部:鈴木 房志(65回卒)の2名が受賞されました。

● 清水頭 孝悦(65回卒) 職種名:製かん工、所属:(株)日立産機システム勝田事業所

技能功績の概要:配電盤筐体の製缶・溶接に関する技能に卓越し、金属閉鎖形配電盤筐体の薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断、孔あけ、折り曲げ、溶接、仕上り公差1mm以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤筐体の製缶溶接作業法を確立するなど優れた技能を有している。又、豊富な経験と卓越した技能で社内の技能者を育成、構造物鉄工及び工場板金の国家技能検定に実技指導員として活躍するなど、後進の指導・育成に貢献している。

 

 

 

● 鈴木 房志(65回卒) 職種名:電子線応用装置組立調整工、所属:(株)日立ハイテクノロジーズ

技能功績の概要:電子顕微鏡の組立・調整作業全般に精通している。電磁レンズの組立・調整においては、機械的・電気的に高度な技能が求められ、これまで多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた。近年はこれまで培った技能と知識を生かし、精密組立の自動化にも取り組み、生産性の向上にも寄与している。また、技能の伝承にも積極的に取り組み国内の生産拠点のみならず、海外の生産拠点の後進の育成にも取り組んでいる。