日専校第26代校長でありました山崎氏は、去る4月1日付の人事異動により校長を退任されました。今日までの4年間、同窓会並びに学校改革、生徒育成に多大なるご尽力をいただきました。今後は、退職され休養されるとのことです。

この度3月末日を持ちまして、日専校校長、同窓会会長を退任致しました。2016年から4年間に亘り、同窓会の本部、支部の皆様には、大変お世話になりました。工場実習体験報告会、総会、ビール祭り、その他各種研修会を通して、忌憚のない意見交換、懇談をさせていただく中で、皆様の人柄と併せて、同窓会の素晴らしさを実感することができました。改めて感謝申し上げます。

日本一の工業高校を目標に、以前の行動指針である学校綱領を「考動アクション」に刷新し、安全・資格・技能五輪に強い学校作りを目指して活動してきました。その中には、まだ緒についたばかりですが、安全教室の開設、ジュニアマイスターゴールドの取得奨励、五輪部と一体となった技能五輪候補生の仕組みなどがあります。また、ノートパソコンの全生徒への配布を含めたIT環境、匠の道・五輪の丘等の校内美化、全教室のエアコン完備・屋根の塗装等の営繕活動にも力を注ぐことができました。教職員、生徒が力を併せて、自主的活動を展開したお蔭です。今後さらに盛り上がっていくことを期待しています。

モノづくりの基幹人財を輩出する使命を持つ日専校を、根底で支えているのは、皆様先輩たちの生徒や若手卒業生へのサポート力です。それは、校内の各所に見られる同窓会や卒業生による寄贈の表示でも分かります。先輩講話、母校訪問などを通して、先輩たちと生徒との交流も始まっています。校舎1階には歴史展示室もできました。時代ごとに250枚以上の写真をパネルに整理して、日専校の歴史が一目で分かるようになっています。ぜひ時間を見つけて、母校に足を運んでいただければと思います。そしてこれからも、先輩が若い人財を支える施策や工夫を様々な形で継続いただければと願っています。

来年3月の100周年行事の成功と、さらに百年続く日専校と同窓会の益々の発展を祈念して、離任の挨拶とさせていただきます。お元気な毎日をお過ごしください。山﨑 一平