日専校第27代校長でありました上野氏は、去る4月1日付の人事異動により校長を退任されました。今日までの3年間、コロナ禍の中で同窓会並びに生徒育成に多大なるご尽力をいただきました。今後は、㈱日立製作所 人財統括本部 グローバル人財開発部でシニアプロジェクトマネージャーに着任されました。引き続き同窓会に対するご指導をお願いします。後任には、㈱日立プラントコンストラクション総務部(常務)より今泉氏をお迎えし、日専校28第校長および同窓会会長としてご指導いただくことになりました。

今泉氏の経歴:1987(昭和62)年に日立製作所に入所し、当時の多賀工場配属を振り出しに、水戸工場、電力・電機グループ勤労企画部、日立(中国)有限公司/北京駐在、日本に戻って、再度電力・電機グループ勤労企画部、水戸事業所、日立事業所、直近は日立プラントコンストラクションという主に原子力・水力・鉄道関係の工事施工を手掛けるグループ会社におりました。業務経験の殆どが、人事勤労・総務関係の仕事でした。また、「モノづくり」事業所経験は、合計で約18年になります。

人財育成には2つの手法があります。1つは、指示を出し、その通りに動いてもらうティーチングです。つまり、出来る人=教師が、出来ない人=生徒に教えることです。もう1つは、生徒の好奇心を引き出す課題の与え方、コーチングです。教える事とは違い、相手に問いかけてみることで様々な考え方や行動の選択肢を引き出します。 生徒たち自らが環境の変化に応じてしっかりと目標を定め、達成することを目指し、その過程で出会う困難には周囲に相談し、柔軟に解決策を見出していくことが出来る、自立した人財に成長できるためには、ティーチングのみならず、コーチングが大きな効果を生むのではないかと思います。今後の日専校では、コーチングにより比重をおいて、生徒を育成して行きたいと考えています。

何卒、同窓会の皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、就任のご挨拶といたします。