11月13日(金)~16日(月)(一部競技は11月7日~)愛知県常滑市愛知健国際展示場(Sky Expo)をメイン会場に、第58回技能五輪全国大会が開催された。本大会は、地方予選を勝ち上がった23歳以下の青年技能者40職種944人が「技」の日本一の座を競った。日立グループおよび三菱パワーから同窓生53名が11職種の競技に参加した。昨年も同会場で開催され、中学生、高校生など多くの見学者で、競技会場は埋め尽くされていたが、今年は、選手、競技委員のほかはコロナウイルス感染拡大防止のため競技会場に入場できる人数が制限され、所属企業関係者や都道府県選手団担当者などは最小限、もちろん見学者の入場はなく、報道・広報関係者も事前登録を要求された。いつもの大会とは違って、静かな雰囲気の会場は、緊張感をより一層強く感じさせる雰囲気の中での競技となった。また、ライブ配信され職種別の説明が入り分かり易く説明があった。閉会式も例年と異なり各選手は解散となり各事業所に戻りライブ配信での閉会式となった。なお、昨年まで実施されていた「抜型」競技については、「プラスチック金型」競技に一新され、金型の製作と合わせて射出成型されたプラスチック部品の出来栄えも評価の一部となった。

本大会のトピックスとして日専校では、100回卒より女子を輩出しているが第57回大会で金子真由美氏(102卒)が電子機器組立て職種で敢闘賞に入賞した。本大会では、2名の女子がメカトロニクスとプラスチック金型職種で銅メダルを獲得した。また、(株)日立ハイテクでは、出場した全職種でメダルまたは敢闘賞入賞という快挙を果たした。

第58回技能五輪全国大会 日専校卒業入賞者

ーーーーーーー 出場者数   金    銀    銅   敢闘賞

日立グループ    39     3     6    9    7

三菱パワー    13    0    0    4    1

計        52    3    6   13    8

  

構造物鉄工 川端 里空選手(104卒:日立)   電気溶接 高柳 哲也選手(104卒:日立)  精密機器組立て 石川 智章選手(104卒・佐和)