【わが宿の集い】は、令和元年の初めとして6月21日(金)に日工同総会館で開催されました。最初に、本部会員代表の豊田 和明氏(49回卒)の挨拶から、【日専校特別企画ー母校訪問】の案内があり、同窓会OB会員の参加のお願いがありました。佐藤 正敏企画小委員会主査(51回卒)の総合司会で進められた。参加人数は、75名。

1)講  演     『白い大陸≪南極≫の自然と生活』(昭和の南極越冬隊員)   戸村 紀一氏 (58回卒)

2)余  興   『タップダンス』と『ウクレレ演奏』                          上野  武氏  (46回卒)

3)作品展示  『残したい原風景』写真展                                       萩野谷 泰伸氏 (50回卒)

講演は、『白い大陸≪南極≫の自然と生活』と題して昭和55年の第22次南極越冬隊員の戸村 紀一さんです。誰もが当時の環境を考えると、なぜ行けたか、行ったらどうだったか興味があるところです。まず、会場前に≪第22回南極越冬隊戸村紀一君の健闘を祈る≫と掲げた健闘幕が貼られ、また、当時使用した仕事服、長靴、帽子。そして、南極しか無い【蜂の巣岩】【こけの岩】が展示された。戸村氏持参の数十枚のA4サイズの当時の氷山、オーロラ、シンキロウ、南極船、仲間写真は自由完売されました。内容は、体験談をパワーポイント160枚。第58次南極隊(自衛隊)の17分上映を含め、あっという間の90分でした。

 

余興は、『響 武』こと『上野 武』さんです。とくいのウクレレでジョークを挟みながら北の旅人、東京の灯よいつまでも、日専寮歌、知床旅情のご披露です。そして、最近習い始めたタップダンスでは、本人アレンジ作のJR機関車、笑点、3・3・7月拍子等を公開。喜寿にも関らず足で小刻みにタップダンスして汗だく息切れです。ここで、上野さんの紹介。上野さんは62才の時、電車通いで約半年『高木ブー』の門下生になりウクレレ等を習ったようです。CD,DVDのああ宮田川、河原子のいぼし岩、袋田慕情も発売しています。

 

作品展示では、『残したい原風景』と題して全部棚田の風景写真二十数点です。全国、農家も少なくなって来ているが棚田もそうである。萩野谷さんは、新潟県十日町の作品が多く、最近では新しくできた佐渡ヶ島棚田、他には長野県、石川県、千葉県、三重県、愛媛県、佐賀県等々の全国の棚田を求めて写真撮影をやっておられるようです。写真は、『降り注ぐ温光』『雪融けをまつ』『黄金色に染まる』『早苗田潤う』『受け継がれる棚田』など、朝夕の光、霧などの幻想的である。作者代表作のひとつ『降り注ぐ温光』を掲載します。

懇親会では、4テーブルで席せましと万席喝さいであった。講演会・余興・展示品の内容・最近の日専校の話題を話する人等々、近況話に花が咲き、次会の【わが宿の集い】での再会を約束して終了した。